口グセで相手の本性を見極める-そのひと言に隠されたこんな心理

「絶対」は自信のなさの裏返し

毎日繰り返していることであっても、不慮の事態などで予想どおりにいかないことはままあるもの。世の中に「絶対」確実なことというのは存在しません。それを考慮すれば、ビジネスなど慎重を期すべき場面では「絶対」は自ずと封印されることに。「これは絶対イケる」などと「絶対」を安売りするのは、レベルの低い詐欺師くらいのものでしょう。よし、そうでなくとも「絶対」を多用する人がいます。自分の経験などをベにした、いわば裏付けのあることならともかく、なかにはこれから取り組もること、未体験の事象について言う場合も。はこれ、深層心理学的にみると、その人の「自信のなさ」の表れ。相手に対小証したり説得するというよりは、「絶対、大丈夫だ、大丈夫なはず」と自言い聞かせて暗示をかけようとしているのです。たことに、こうした人は感覚的な面が強いため、その時々の感情、置かれにより意見が左右される傾向もあります。もし「絶対」に続くのが不本意だった場合、特に発言者が上司やクライアントなどである際は、面倒です能な範囲で時間を置いて再確認し、被害を最小限にとどめていきましょう。

「いちおう」「やっぱり」の多い人は「決定ではないけれど、とりあえず」の意味を込めて、現在進行している事案の途中経過報告や予定等を伝える際などに使用される「いちおう」。こう前置きされたあとに続く内容に「変更が加わるかもしれない。」というニュアンスを含む暫定的な言葉です。しかし実際には特に大きなことでもない限り、その後内容が変更されることはほとんどありません。これは、「いちおう」とは言いながらも、その発言者の中ではすでに決定事項となっている場合が少なくないため。あらかじめ「こう」と決めた内容にあくまでもいちおう、、念のためにつけているものなのです。

この「いちおう」を多用するのは、慎重でプライドが高く、固定観念の強い、どちらかというと変更を嫌う頭の堅いタイプが多いようです。「いちおう、この方向で」と言われて、「まだ決定ではないなら、こんな方法も」と提案しても、歓迎されない可能性大。「空気の読めないやつだ」とうっとうしがられることも。発言者がクライアントや上司の場合、ここはそのまま受け入れるのが賢明です。

逆に、「やっぱり失敗したか」「やっぱり正解だったね」という具合に、文章の流れによって否定にも肯定にも使え「やっぱり」の使用頻度の高い人は、物事を臨機応変に考えるタイプ。ひとつのことに固執しない、さっぱりした性格でもあります。

フットワーク軽く、状況の多彩な変化にも巧みに対応できますが、便利とあいまいが裏表の「やっぱり」という口グセ同様、一貫性に欠けることも。厳密さを期待せずに付き合うのが正解でしょう。